穴掘団のアジトの詩集

コンゴの詩集です。
二編しかないのが残念ですが、とりあえずご紹介。

(無題)

ねえ、お星様、
遠くのお空で輝くあなた、
あなたのお顔はどんなかしら
笑顔なの?
それとも泣いているの?
ふるえているのは風のせい?

ここまで読むとコンゴに詩集を取られてしまいました。
コンゴって、照れ屋さん♪
勝手にこのポエムの続きを作っちゃいました…自作品の中で。
井上さん、すいません。

私と穴

大地に開いた穴、それは私。
雨が降っても、水はたまらない、
カラッポな私。
中には何もない。
掘って掘って掘りまくり、
掘られて掘られて掘られまくって、
カラッポになった私。

何かあると信じて、掘り続ける私。
ねぇ、見つけることが出来るかしら、
誰も知らない、輝ける秘宝。
ねぇ、教えてよ、マナの女神、
あなたは大地に何を隠したの?
色とりどりの宝石?
悪魔達の集会場?

終わらない今日の終わる日まで、
掘って掘って掘られて掘って、
女神の秘宝探します。
肉体でゴホーシします。
肉体でゴホーシします。
女神の秘宝、見つけるために。

素敵ー。このセンスがたまりません。「掘って掘られて」とか意味不明で。
当初は曜日ごとに詩が変わるという案があったそうですが、
けっきょくはそれは実現しなかったのだそうです。
もしそれが実現していたなら、もうそれこそ毎日でもアジトに通いつめるのに!
すばらしいゴホーシポーズを決め、アナグマ達をこづき回し、
そしてこっそりとポエムを書き留める。
コンゴってばなんて素敵なんでしょう。

[ 雑記 ]