蝶・きままWJ感想

■14号 03/09 (木)
BLEACH
この眼鏡っ娘が読んでいるのはエロ本なのかよ!
まさかオカマじゃあるまいな。いやレズの可能性もあるか。
とりあえず名前を覚えておこう。「リサ」。

ボーボボ
憔悴するビュティが衝撃的だ。
これは、裏を返せば作者がヘッポコ丸のイベントに力を入れている証だ。
ヘッポコ丸の真の目的がジャンプ的王道であることは間違いないだろうし、この先が楽しみ。

ONE PIECE
「貴様……今!!」と憤るカクに、涙を流して爆笑するウそ…そげキング、同じく爆笑するオオカミ。
しかしいちばん笑えたのは「かっこ悪っ!!!」と素の台詞を吐いただけなのに『何て浅いセリフを吐くんだ、おれは!!』と悔やむゾロ。ルフィみたいな率直な感想では浅いのか。

ところでゾロがさりげなく「伏せろ!!ウソップ!!」と叫んでましたが、いつまで長鼻くんはそげキングなんでしょうか。

アイシールド21
阿含ってのは今のところ、滅茶苦茶不快なキャラに描かれているが、だからこそ気になる点がいくつかある。

ひとつは(3/22修正)を雲子(ウンコ)くん呼ばわりしながらも、「使ってやってもいいぜ」などと認めていること。努力型タイプに生理的嫌悪感丸出しのこの男に、実は兄弟愛設定でもあるのだろうか。幼い頃、(3/22修正)に救われたといったエピソードでもあって、それに免じて認めてやっている、などというひねくれた背景がありそうで、興味深い。

もう一つは、登場初期の頃はアメフトを人生の余興のようにとらえているような人物に見えたのが、(燃える方向性は間違っているにしろ)どうやら全力投球でプレイをするらしいということ。「俺なら余裕だぜ?」と他の努力型プレイヤーを冷笑するのではなく、本気で熱くなって「ひねりつぶしてやる」と燃え上がっているところは、すれっからしの大人どころか、まるで小学生並の幼さだ。このガキっぽさゆえに、相手が自分を凌駕した暁には、素直に自分の負けを認める余地もありそうな気がする。

今までの登場人物の描写を見ていると、この男(と(3/22修正))の感動エピソードもありそうで、試合そのものもさることながら、そちらも楽しみだったりする。

ネウロ
「『謎』を形成する悪意」の人物の比喩がドラえもんかよ。
映画リメイクで話題沸騰中のキャラにこんなデフォルメをほどこすこのセンスが好きだ。

「最後の自分」とは、成れの果てなのかそれとも到達点なのか。サイが興味を持ったということは、逆説的にいえばまだその内実は不明なんだろう。晩年はぱっとしなかったじいさんのつくりかけの遺作が実は高みへと到達した姿を表しているとしたら面白い。

で、月を見上げるカボチャ野郎の下の枠外にある「カボチャ」の印字は何ですか?

ツギハギ漂流作家
ファンタジーと現実的設定(出版社)のミックスという発想は奇抜だが、個人的にはあまりしっくりこない。
赤ペンが武器といった類の意外性にもあまりドッキリしないのは、この作品からしっかりした基盤があまり感じ取れないためか。
しかしかつての井上氏のように化けるかもしれないので、もう少し見守りたい。

DEATH NOTE
マット、メロ、高田。次々に失われゆく命。
マフィア仲間も次々に使い捨てにしたメロが『すまない…』と殺されたマットへ思いを馳せる一方で、腕時計のからくりを使って高田殺しをする月は『これではやりがいがない』という退屈さをかいま見せる。
この対比が、月という男の狂気をより鮮やかに浮き彫りにしている。

この男の未来にはいったい何が待ち受けているのだろう。

テニスの王子様
この場合、仕切り直しになりそうなものだが、そうならないのがこの漫画のすごいところ。

べしゃり暮らし
ひとつのコンビと恋が消滅した瞬間。だのにこの心地よい読後感はどうだろう。
どうか連載が続いてほしいものだ。

太臓
会長の木刀攻撃には今更驚かなかったが、同性へのボインアタックはびびった。この突き抜けっぷりが愉快だ。

タカヤ
「第1話」って何さ? まぁとりあえずは、様子見。

Mr.FULLSWING
ジャンプにありがちな親子ネタは好きなはずだが、この漫画の親子や友情ネタにはあまり感情移入できない。あまりコテコテなのもなぁ…。

ジャガー
「オレの人生綱渡り〜!」で吹いた。
しかしなんでまた、犬猿の仲のピヨ彦に合作を持ちかける気になったんだろうか?

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