蝶・きままWJ感想

■15号 03/16 (木)
BLEACH 218.:Dark Side of Universe 3
くりくり目玉の少女の衣装はジャガーだ! 久保先生のセンスを鑑みればサイ●ーグ009のつもりかもしれないが、私はジャガーのオマージュだと思うことにします。


「…王よ」
ということはつまり、斬魄刀から見た一護は主(あるじ)であり、「王」ということなのか。
で、主従でいうところの『従』であるはずの斬魄刀が『主』である一護に取って代わってしまい、主従逆転を起こした状態が仮面化(バイオハザードだっけか)という理解でよいか?
となると、この平子含む仮面一族(名称がわからぬ)は、その主従関係の交代を自在にコントロールできるということだろうか。
で、更につきつめれば、一護の斬魄刀は、斬月のオッサンやら白一護やら、多重人格を形成している、と? ややこしいな。

つーか、斬月のオッサン出せよ、白一護! 私はあのオッサンが出てくればそれでよいです。

アイシールド21 176th.down:DRAGON FLY
まも姉の髪型は前の方が好きだったなぁ。

「…お前のアタマと俺のアタマ、どっちが上だと思ってんだ」
あんたは単に楽しいことがしたいだけだろう、阿含よ。
阿含はガキだと理解したので前ほど腹が立たなくなったが、同時に、そんなガキ大将な(3/22修正)の言い分をも素直に受け入れる雲水にため息。本人は(3/22修正)を越えられないとあきらめているようだが、だからこそ、そんな弟を兄兄を弟(3/22修正)が認める描写が待ち遠しい。この漫画なら、きっとある。

ところでヒル魔が狙っているのは、阿含のスタミナオーバーではなく精神面の平静を乱すことだと思ったけれど違うのだろうか? ヒル魔の真骨頂は、アメフトにおける奇抜な戦略よりもむしろ相手の精神状態をも操ってしまう心理合戦にあると思う。

ONE PIECE 第403話:MR.騎士道
「木枯らし吹くこの今生で」の口上、典拠がありそうだ。歌舞伎はよく知らないので、誰か調べて発表してくれないかな。(他力本願)

全身つやつやで血まみれのサンジに吹いた人、挙手。

鍵を取れなかったことではなく、己の命をむざむざ危険にさらしているサンジに怒るナミが素敵だ。あまつさえ、逃げ出すことを嫌っているサンジの騎士道さえ理解しているなんてもう完璧。
この漫画の『仲間』の描写は、熱い。恋愛要素抜きで、きちんと『仲間』を描写しているから、安心して読める。
別に恋愛要素がいけないわけじゃないが、『仲間』を描写するには邪魔な要素だというのが個人的見解。

ゴムの指を鍵穴にはめて即席の鍵にするのかと思いきや、建物自体を破壊した模様。
もし指が即席鍵になるなら、そげキングとゾロの手錠も簡単に外せてしまうからそれは無しということだろうか。

NARUTO ナンバー298:極秘任務…!!
「君たちはもう(中略)木ノ葉を担う忍だ」
この漫画は、少年漫画ゆえの仲間・友情というテーマと忍(しのび)というプロ組織の在り方が時折矛盾を引き起こしていて、そこが歯がゆいが、最終的には仲間・友情というテーマの方へ振り戻ってゆくのだろう。
それはそれで仕方ないが、いつまでも幼稚なナルトやサクラを見るのも辛い。彼らのプロ意識がきらめくのを見たい。

テニスの王子様 Genius304:勝つのはどっちだ!
「90秒以内に次のプレーを始めないと相手のポイントだ」
プロレスですか?

魔人探偵脳噛ネウロ 第52話:宿【きせい】 ※センターカラー
X(サイ)に狙われていることにも「興味は無い」と言い切り、あくまで己の「素晴らしい喰生活」にのみこだわるネウロ。
Xの登場で話の軸がぶれたかに見えたが、このネウロの姿勢に安堵。
Xというデスノの月並みに不気味な存在との対峙を横軸に、究極の謎の探求を縦軸に展開するという土台さえしっかりしていれば、安心して読める。

『あの像は…この中の誰かたった1人へのメッセージのような気がして』
俗世に興味を示さなかったじいさんが自分の殻に籠りながら作った像。それが実は特定の家族へのメッセージだというのが解せないが、それにXも興味を持っているというのがますます解せない。実はXがじいさんの血縁者だったというオチならば納得いくが。

銀魂 第百八訓:んまい棒は意外とお腹いっぱいになる
狂乱の貴公子のお出ましだ! きゃっほう!

で、狂乱というより阿呆っぷりを遺憾なく発揮しつつも「花野アナ…」と小脇に抱えた女の手首をそっと握るシーンで、この組み合わせに萌える輩を生み出すわけですね。
そして「私達は同志だ」と花野アナをジーンとさせて最高潮に達したところで、ドォンと、文字通り芽生えたばかりのカップリング萌えを破壊してくれるわけですね。
桂さんに関しては絶対にお色気(あるいは痴情)話に持ち込まない空知先生の心意気が好きです。エリザベスに惚れていた看護婦(看護士だったっけ)然り、幾松然り。

家庭教師ヒットマンREBORN! 標的88:見えてなかったもの
獄寺の髪型が実はシャマルを真似していたものだったという事実に驚愕。卒倒する獄寺ファンが続出しそうだ。

自分の命を大切にという精神論とダイナマイト爆発のコントロール術は、ぶっちゃけ何の因果関係もないわけだが、今回は少年漫画らしい硬派な作風だったのでツッコまないことにします。
しかし、いつの間にかシリアス路線に変更しているみたいだけど、このままシリアスに最終回までいってしまうのだろうか?

メゾン・ド・ペンギン 第5回:テアトルアカデミーオーディション
初めて読んだけれど、これ、読み切りじゃなくて連載なの?

バカップルネタがいちばん楽しかった。下ネタが無いし、ほのぼのだし。最後は車に思い切り跳ねられてるけれど。

ムヒョとロージーの魔法律相談事務所 第62条:絆
五嶺とやらは「若」と呼ばれているが回想シーンで「アタシ」と言っているし、性別の判断に迷う。

「その命、全て蟲に喰われてしまう前に、せめて人のままで…!!!」と抜刀した運転手にしびれた。凡人が見せる覚悟。左近か、よし名前を覚えておこう。

太臓もて王サーガ 第31章:トラップ一過物語
ぎゃあっ、何この気持ち悪い表紙は! こういうのはテニプリだけで十分です。というか、もしかしてこの気持ち悪さも大亜門先生の狙いの内なのか?

さて本編。
「体育館の(中略)に見える場所を書いたメモ」に「肌色のコスチュームを(中略)選手の写真」。
太臓が木嶋に示すお礼のしょぼさに泣ける。何が泣けるって、このしょぼいのが彼のせいいっぱいのお礼に違いないということ。諸星あ●るでさえ、面●に渡していたのは町内の美女の住所リストだったぞ。

出た、会長! 名前は「百手(ももて)矢射子(やいこ)」か、メモメモ。

エロエロに見えてその実、「王様になって結婚してもらうぞ!」とドキドキしたり、「ノーブラじゃねーじゃん!」とピントのずれた悲しみ方をしたりするところがけっこう純でよいです、太臓。かわいいぞ。

DEATH NOTE page.100:対面
「すみません…まさか、メロが…」というリドナーの言葉に「いえ、いいんです。問題は解決しました」と応えるニア。
まさか、メロの死でさえも彼の計算内のできごとだったとでもいうのだろうか? それとも、横槍を入れてくる恐れのある因子が一つ消えたから問題解決、という意味だろうか。
いずれにしても、メロの死を悼む者がいない事実に、胸が痛む。

「ジェバンニ」と呼びかけるニアの指にはまっている人形、そしてついに月と相対したニアの付けていた面。
Lは生きている。言葉のレトリックじゃない。これは、Lの意志は生きているというニアの表明だ。
『L・ニア・メロ。神に背いた愚かなおまえらの相手は、もう終わりだ』と神気取りの男の野望に、ここで終止符を打ってほしい。

ボボボーボ・ボーボボ 奥義241:勝ち組なんてクソ喰らえ!!!
本当にのこのこと伝説の木の下に来たビュティの間抜けさに萌え。

ビュティをナンパするかと思いきや、犬扱いする統堂院。これが遠回しの愛の告白だとしたら萌えますよ。そんな展開なさそうだけど。

ヘ、ヘッポコ丸、なんでそんなことになっているのさ! あんたがやお●の餌食にされるのはゴメンですよ! さっさとそいつのおしゃぶりを奪い取って無敵の赤ん坊化するのだ!…って、そういえば首輪はもう不要になっていたんでしたっけ…あああ。

蟲人間 INSECTOR 特別読切:村中孝(むらなかこう)
ふり返った美少女の目に浮かぶ涙、それを目撃する粗野な転校生。そこで惚れた腫れたの展開にならないところが個人的に好みです。

もっともらしく解説しておいて、実は蟲人間じゃなくてただの変態マスク野郎だったというオチがよい。
というか、キリの「友達」を標榜するなら彼女がお盆の食べ物をぶちまけられた時に助けてやれよ!…無理か、脳みそねじ曲がった変態さんのようだし。

「ここにいるよ。私が君の、友達第一号」
すごい爽やかで素敵なラストなんですが、暗夜の友人第一号は救急箱を取ろうとしてくれたショートボブの少女だと思いたい。あれも好きなエピソードなんで。

ツギハギ漂流作家 第6刷:白紙の帰還
じいさんよ…。
いくら感動エピソードを用意したところで、屍と化した作家達が浮かばれませんよ、秘密の正体がアレじゃ。

「夭逝しろよ」というのは、養生の言い間違いなのか、それとも『かみさんより先に死んどけよ』という意味深な言葉なのか。どっちだ。

しかし、どうしてもこのコンビがルフィとサンジに見えてしまって困る。もうちょっとペンタッチや雰囲気が違っていたらよかったのに。

こちら亀有公園前派出所 超豪華わしの誕生日!!の巻
ロールケーキに仏壇用のローソクを差したバースデーケーキ。たしかにショックだろうが、幼い両津の思いやりにほのぼのしました。

時間も凍結って、ジョジョじゃあるまいし。でもあまりの屁理屈に笑ってしまった。

みえるひと 第三十二譚:ヒメノ狩り
緊迫した事態だというのはわかるが、いかんせんその前を読んでいないので、事情が飲み込めない。困った。

とりあえず、強そうなヒメノ母の登場に期待。強い女は好きです。

Mr.FULLSWING 220発目:黒い閃光
阿含ばりに不快キャラだった御柳が打ち取られてゆくのに驚き。強かった敵が仲間になると弱くなるという法則ですか。

鵙来(もずく)が一瞬、小饂飩(だっけ)に見えた。別人、だよね?

で、現在は国内オールスター戦ではなくアメリカVS日本戦という理解でよいのだろうか。

タカヤ─夜明けの炎刃王─ 2話:希望王(ホフヌング・ケーニヒ)
うーむ…。前回ではまだ、夢オチという線もあるかと思っていたけれど、現世(?)で行方不明らしい渚がこっちに来ているとなると、本当に異世界へ飛んだっぽいな。
そして、その新展開がベタベタなRPG風で、あまり面白くない。

世界観の破壊や路線変更は賛否両論あるだろうが、漫画などの娯楽作品では、面白ければ多少の理不尽や反則技もよいと個人的には思っている。けれど、そうした反則技をするからには読者を驚かせ、引き込み、魅せなければ興ざめにしかならない。
初回のカラーでいきなり高層ビルのごとき学園とそれにびびるタカヤを描いてみせたあの手法が鮮やかだっただけに、今回タカヤが城にビビるシーンのしょぼさが引き立ってしまっている。残念だ。
兄さんも一応血縁者とはいえどうやら出てこなさそうな雰囲気だしなぁ…。

ピューと吹く!ジャガー 第234笛:思いやりって大切だよね
ピヨ彦のためにトレードマークであるあの衣装を着替えてしまうジャガーの思いやりに涙。

皆と同じように「汚ねぇYOピヨちゃんー!!」と罵りながら、一人さりげなく悔し涙をにじませているハマーに合掌。

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