蝶・きままWJ感想

■24号(前半) 05/19 (金)
実写版『デスノート』夜神月役藤原竜也さん独占インタビュー!!
映画は観れそうにないし、観に行けたとしても『どうしようか』と迷うレベルなのですが、主役俳優インタビューということで一応目通し。

月の部屋には、三島由紀夫にピカソかー。原作の月の暮らしぶりからはそこまで高尚な感じは受けなかったし、芸術的なものよりは実用的な百科事典や六法全書(刑事の息子で当時から父の手伝いをしていた)辺りが似合っていそうな気がするが、映画では微妙に違う雰囲気のキャラ作りなのだろうか?

月が泣くシーンがある、というのは、ちょっと興味を惹かれました。原作より人間味が増しているのだろうか。

好きな原作キャラが出目川というのはよいなぁ。役者さんらしい選択だ。

膝を折ったまま携帯電話を指先でつまみ上げて聴いているLの一場面を見た瞬間、吹きました。…この映画、観ないことに決定。
このL役の役者さんが悪いわけではないと思う。変人ではない普通の人(素人という意味ではない)が思い切り変人であるLのしぐさを真似してもギャグにしかならんよなー、としみじみしました。
後、Lの髪がこぎれいなのも違和感。Lは一歩間違えると不潔っぽいあの外見も大きな特徴だ。もっとボサボサに、浮浪児のように!

特別公開されたリュークのCGはすごかったが、FFシリーズの広告などですごいCGを見慣れてしまっているせいか、フーンとしか思えない自分が我ながら嫌だ。
私はDQやFFを初代からプレイしてきたので(近年のは未プレイ)、ハードの進化やソフト自体の記録容量増加に伴うゲームのビジュアルやシステムの進化に毎回心躍らされてきた。最近の子ども達は、最初からものすごい技術を誇るゲームや映画を見慣れているから、この手の技術の進化という感動を味わえないのだろうな、としんみり。

チームG59上!!
エアリスを使い倒したと思ったら、今度はザックスですか、スクエニさんよ。ツォンまで出しちゃって、そんなに死んだキャラをいじくり回したいか。
いい加減、過去のゲームであるFFVIIから甘い汁をしぼり取ろうとするのはやめてほしい。
FFVIIACも結局買わなかったし、今回のザックス起用に、FFVII関連のゲームやメディアには手を出す気がきれいさっぱりなくなりました。

ONE PIECE 第410話:ナミ巨大化
見開きカラー扉絵、相変わらず楽しげでよいなぁ。
柱の「共食い」表記やブルドック君のTシャツの「DOG eat DOG」がシュールだが、それでも皆で平和にパクついている構図に、なごむ。

さて本編。
ルッチを投げ飛ばした隙に、すかさず扉へと向かうルフィ。彼が、ルッチを倒すことよりもロビンを救うことに集中しているのがよい。
戦いに熱中し出して本来の目的を見失うというのはありがちなパターンだし、そうなっていないのが好感度高し。

全身に“ゴールデン泡”を受けると、戦闘力も半減なのか。そのつるつるのボディなら、打撃系の攻撃はつるんと受け流すということもできそうだが、どうなのだろうか。へなへなになって立つのも難しそうだから無理かな。

サブタイトルの意味って、ギャグだったのかよ!
しかしこれで、カリファの泡で、チョッパーのランブルボールの効果消滅という展開も期待できそうだ。
悪魔の実の能力自体も削ぎ落とすのかどうかも興味津々。

BLEACH 226. The Right of The Heart
うひゃー、よく見たら眉ピアスしているよ、この男! 耳にもいっぱい付けているし、もし戦闘中にうっかり引きちぎられたら…という嫌な想像をしてしまった。

人間のままでそんな能力を持っているなんて…」
仮面化せずにそういう能力を持ち得るということは、織姫やチャドは、死神とも仮面とも異なる、第三の能力の持ち主なのか?

来た、来た! 雨竜親子が来ましたよぉー!

「イ・シェンク・ツァイヒ」「ヴォルコール」などという響きからして、ドイツ語かな?
しかし、それにしても父さん若いですな。クナイの父ちゃんといい、息子に容赦しない特訓の鬼タイプは年齢不詳なのが最近の定番なのか?

「あそこで使っていたのが五架縛(グリッツ)ではなく聖噬(ハイゼン)だったなら…私を倒すとまではいかなくとも手傷くらいは負わせられたものを…」
ふーむ、雨竜は土壇場でも父親を傷つけずに、動けなくするだけにしようとしたのか。
父さん、「反吐が出る」だの言っていますが、こうした一連の所行は、息子に愛情がないというわけではないと思う。
がしかし、今回も結局、息子への想いは語られなかったし、久保先生じらし過ぎじゃ! 雨竜親子に関しては、だいぶ前から伏線がはられていたし、ずーっとその伏線回収を待ち望んでいたが、まだじらすらしいので、ここいらでいろいろと妄想を語ってみる。興味ない人は、枠内は飛ばして下さい。
百哉兄さんのルキアへの妹愛(シスコンといった変態チックなものではなく、真摯な家族愛としてのそれ)と同様に、この親子の間にも、深く強い親子愛が、おそらくは横たわっている。けれど、それはもはやねじれてしまっている。
祖父と父と息子の三代の間でもつれてしまった、愛情という名の糸。
石田宗弦は、孫の雨竜にとっては善き祖父であったが、息子である竜玄とは確執があった。
宗弦が竜玄にクインシーとしての過酷な修行を積ませたことは、竜玄が現在、クインシーの正式な継承者であり、高い能力を保持していることからしても明らかである。ただし、問題だったのは過酷な修行自体ではなく、父親である前に師匠として竜玄に接し続けたことだと思われる。
父親からの愛情を受けられなかった(感じられなかった)こと、そして、死神と対立した結果、絶滅に瀕しているクインシーの絶望的な現状。竜玄が、クインシーであることを厭う原因は、おそらくここにある。
ホロウ退治そのものが嫌なのではない。滅びゆく技を守ることに対する懐疑、そして父としての温かさも持たず、そんな絶望的な立場になることをなぜか駆り立てる父への反発。
彼は、ホロウを滅ぼすクインシーとして働くことを拒み、命を救う医者になる。
宗弦が気づいた時は、もう遅かった。親子の愛情を通わせる機会は、逸してしまっていた。

そして、宗弦が雨竜にとって師匠である以上に善き祖父であったのは、息子へ父としてぬくもりを味わわせてやれなかった悔恨の情も大きいだろうが、それ以上に、雨竜にクインシーの才能があまりなかったからである。
この皮肉な状況を知ることなく、雨竜はただ祖父を敬愛し、そしてクインシーであることを拒む父に疑問と反発を覚える。

竜玄は、雨竜に才能がなかったため、たとえ宗弦に鍛えられてクインシーになったとしてもホロウと戦うレベルには至らないと高をくくっていたのだろう。
けれど、予想外に力をつけ、そしてあまつさえ宿敵である死神と手を組んで、ソウルソサエティへと旅立って生還した息子に、竜玄は、息子の力とクインシーの未来にひとすじの可能性を見いだし、彼の決心を認めることにした。
だから、クインシーとしての力を取り戻すチャンスを与えた。
けれど、それは同時に、親子としての絆や情を排し、師弟としての苛烈な関係に転じることを意味する。親子の情は、クインシーの修行には邪魔なだけである。
だからこそ、最後の場面で自分に対して手加減した息子に竜玄は「反吐が出る」とその半端さを罵る。甘さや情は、戦の現場では命取りとなるからだ。本気でクインシーを目指すのならば、そうした情は捨てなければならない。
だが、「…今日のところは見逃してやる」と、竜玄は今回の雨竜の甘さをゆるした。おそらくは、かつて竜玄も父・宗弦との修行で同じことをし、同じように罵られたのだろう。
細く細く、けれどたしかに繋がれている親子の絆、情。雨竜が、そうした愛情を捨てずにクインシーとして立派に生きていけるならば、それは父・竜玄が歩みえなかった新たな道となる。そしてまた、雨竜が父を超える瞬間でもある。

くーっ、燃えるじゃありませんか、師弟の厳しさの中にかいま見せる親子愛、そして父を超える息子。
久保先生の種明かし(=竜玄がクインシーを嫌った理由の告白)を待って妄想SS書き飛ばそうと手ぐすね引いていたが、もう待ちきれないので語ってみました。アドレナリン放出!

銀魂 第百十六訓:落ちてたからって何でも拾ってきちゃダメ
「どれだけ才能があろうと(中略)努力した者には勝てん」
前回、トマト嫌いからただのケチャラーに堕した時点で私の中の北大路の株は多いに下がったが、今回の発言でまた急上昇。いいねぇ、少年漫画の王道ですよ、「努力」は。
その後も滔々と続く彼の解説から、才能ある者へのコンプレックスが密かにうかがえて、とても愉しい。コンプレックスを抱えながら必死にはい登ろうとする人は好きですよ。その方向性が犯罪などへと歪んでなければ、ですが。

で、北大路が嫉妬する土方の才能も実は努力に裏打ちされていた、という、非常においしい展開で攻めてまいりました。
アイシの進みたいな、こういう努力の鬼タイプは大好きです。味覚は異常だが、二人ともいい漢だ。
前回までにケチャップとマヨネーズの戦いに決着がつかなかったので最初はちょっとげんなりしましたが、こういう熱い展開ならば歓迎です、えへへ。

NARUTO ナンバー306:再会の時…!!
ナルトはサイに対して半信半疑といった感じだが、サクラは完全に疑っていますな。
サイにつかみかかるという直情的な行動は普段ならナルトが担うところだが、これも、サクラのサスケへの愛ゆえなのか。

もっとおどろおどろしい、ふくし兄さんのような風貌になっているかと思いきや、あまり変わっていませんでした、サスケ。
両者がこの後、不毛な会話を繰り広げている間に、ヤマト隊長が着々と戦の仕込みをしてくれるのを期待。この漫画で以前よく見かけた策略がけっこう好きなので、またそういう展開を増やしてほしい。

DEATH NOTE page.108:完 ※最終話
こちらで単独感想済み。

話末の次頁に、デスノ関係の広告がわんさかと。
映画化や小説化はまだしも、アニメ化やアルバムって一体。柳の下にそうそうドジョウはいまいよ。私が興味あるのは小説ぐらいなので、そう思うのかもしれないが。

メゾン・ド・ペンギン 第13回:得意料理は煮っ転がしです もう、休日とかマジで 煮っ転がしまくりです
■「プロジェクト江口」
食事用のスプーンとフォークでコツコツと牢屋からの脱出口を掘る両津を思い出しました。
この場合、「貫通した穴をのぞき込もうとする時点で周囲に感づかれるぞ」というツッコミは、してはあかんのでしょうな。

■いもうとクルミ
デジカメが壊れたというのは嘘なのかよ! この兄貴、どんどん変態になっていくな。
クルミよ、彼氏を作って兄貴に精神的ダメージを与えてやれ。

■塁審ボブ
そもそも少年誌としてアウトじゃないかと。

■バカップル
ケチャップがハート型なのが、芸が細かい。愛情料理。

「◎最近なんかバカップルが微笑ましく見えてきたのは僕だけなのかな…。」
最初から微笑ましかったじゃないですか! 今頃気づいたんですか?

To Loveる─とらぶる─ トラブル3:銀河からの使者
たしかにヘタレ属性でもよいから個性が欲しい、とは言った。しかし、犬に噛まれながら息を切らしてご登場とは。

本気で結婚するつもりじゃないのか? じゃあ、前回ペケに言ったのも嘘なのかよ! くっ、深読みし過ぎた…。

ザスティンのキャラがあまりに紋切り型過ぎて、やっぱり面白くない…と思っていたら、電車に跳ねられてスピンがかかるシーンで陥落。
あんた、面白いよ!

と思ったら、さっさと退場ですかザスティン!
もっとねばれよ、うわーん!

でも、リトの台詞がララのことを差していると誤解されるという展開はなかなか面白かったです。この漫画は気まぐれオレンジロード路線だろうか。

アイシールド21 184th down:11人居る!!
このサブタイトルって、まんま萩尾望都じゃないか。「居る」と漢字をあてがうことでかろうじてイコールにしなかったようだが、本来かっこいいタイトルのはずだろうに、ギャグに見えてしまって仕方がない。『ええっ、一人増えてるよー!?』みたいな。

さて本編。
セナがボールを弾くも、ボールに駆けよるセナにすかさず不敵な笑みで手刀をかます阿含を見て、なぜかホッとしてしまった。あのパスカットが予測できた時は愕然としただろうに動揺もせず、普通に動いている。
天才は負けたり失敗する経験がまずないから、いざそうなった時の精神的耐性がないと思っていたら、なんだかよい意味で裏切られました。デスノの月との差をも見せつけられた気分だ。

『俺のが、俺のがスタート早かったじゃねぇか』
うわ、せつない…。栗ハンマーが炸裂したため実際の決着はつけられないままでしたが、セナのパスカットという、天才を一瞬超えるシーンを描いておきながら、この二人の間では、努力は才能を超えられないという枠組みを崩さない。
ここで普通に『モン太がキャッチできそうだった』という描写なら燃えるし少年漫画として王道的な展開なのにそうしない辺りで、現実のシビアさを見せつけられた気分。こういう緩急をつけるやり方は物語の枠組みとして上手いが、やっぱり、せつない。

「個々の力では押されていても、11人でもぎ取った追撃点ー!!」
なるほど、サブタイトルの意味はこれか。一瞬パスカットできるもあっさり手刀でなぎ払われるセナ、モン太の敗北。けれど、十文字が執念で点をもぎ取る。
阿含は雪光のタッチダウンを含めて三度も凡人に敗北感を味わったわけだし、そろそろ動揺し始めてもよい頃かな。無意味に舌打ちをくり返すとか、そんな感じで。

遂にきたのか、セナの足…。セナ抜きでの泥門の勝利は、かなり難しくなる。
敵の疲弊や失敗など、幸運もなければ勝機はなさそうだが、阿含がイライラしてプレーが乱れるといった展開になるのだろうか。
兄・雲水がびしっと味方の士気を締めそうだが、阿含は雲水のことも舐めているので言うことを聞かず、それがアダになるという展開だとしたら、面白い。

家庭教師ヒットマンREBORN! 標的96:晴のリングのゆくえ
「弱者は……消す……? そ……そんな…」
がく然とするツナが、平和な凡人らしさを醸し出していて、よい。この衝撃が、『あっちの奴らにリングを奪われたら、とんでもないことになる!』というセナの奮起に繋がれば熱い展開だが、さてどうなるか。

「今宵の勝負はこれで終りますが(後略)」
っておい! 一晩で全員対戦するんじゃなかったのかよ!
決着が着くまでに時間がかかりそうだが、その代わり、ヒバリの回復時間やセナ達の作戦会議の時間も得られるということか。

「子供のオレにくれぐれも10年バズーカは使わないように言ってくれますか」
“くわっ”と言い放つ大人ランボ。せっかくの作戦タイムも無駄だった!
このヘタレっぷりが愉快でたまらないが、ツナ父の「たいした力を秘めた子だ」という言葉と、託されたボロボロの角からして、今回は子供ランボが戦うんだろうなぁ。でもヘタレ大人ランボの出番をもうちょっと見たかったですよ。

エム×ゼロ M:2:クズミタイガはタイガクズミ?
魔法の素質はこの話では関係ないのかと思っていたら、一応「短期で(魔法を)身につけるには才能が必要です」「資質の高い人には(魔法で書かれた)その文が読めるようになっている」という伏線がはられました。
つまり、その文が読めなかった久澄は、この学園では魔法の素質が低い落ちこぼれになる、と。

あの騒ぎは訓練と説明されたことで、久澄にすまないと思う愛花。そして、「カワイイ娘(コ)だよなー」という告白で盛り上がりが最高潮に達したところで、抱きつき&ビンタという怒濤の崩壊!
これですよ、待っていたのは! こういう学園ラブコメが読みたかった…!
期待通りののほほんとした学園ものになりそうで、とても嬉しいです。

「この学校じゃルール違反だが、魔法ヌキで制裁加えてやる」
ということは、魔法を使えば他の生徒をボコッてもよいということか。タカヤのいた学園みたいだ。

『…なぜ俺が、こんな恥ずかしめを…』
このゴージャスな椅子にふんぞり返ってしまわない辺りが、まともな一般人らしい神経で好ましいです。
前の矢木高退校理由も弱い者を救おうとしたことらしいし、久澄の好感度はかなり高し。

ブリーチで妄想かまして力尽きたので、とりあえずここまで。さっさと伏線を回収しない久保先生が悪いんじゃ!(責任転嫁)

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