蝶・きままWJ感想

■16号続き 03/26 (日)
さてと感想再開。次号発売日前日までは、感想を書いてもよいのです。マイルール。
ボボボーボ・ボーボボ 奥義242:食パンの逆襲
表紙を見るに、現在のボーボボパーティはBEAUTY(ビュティ)・GA-OH(※なんかコアラ。新キャラ?)・BO-BOBO(ボーボボ)・DON-PACCHI(首領パッチ)・YONONAKA NAMEROU(※新キャラ?世中舐郎という字面だろうか)の五人組ということかな?

さて本編。
前回に引き続き、食パンちゃん(マンと付けそうになった)がかっこいいですよ。しかし、「勝ち組と負け組も同じこと。生まれもって対立しているものだ」って、何も最初から対立構造組まんでも。

「できるか──っ!!!!!」とDVDを投げ捨てたボーボボに激しく感情移入。

食パンで往復ビンタ。新しいSMプレイだ。

ツギハギ漂流作家 第7刷:先駆け新島!
猫の顔したウミネコや人面センベイなど、細部の描写は割と楽しい。
でも、海へ乗り出すのにいちいち船を一から手作りしたり、作家同士のつぶし合い(というか殺し合い?)がOKらしかったりと、世界観が突飛すぎて付いていけない。ぬー。

ただ、前回、じいさんのアレのせいで作家の屍累々だったのが不問に付されたのもこういうことかとちょっと納得。作家はネタを見つけてナンボ、死んで屍拾う者なしの世界なんですね。作家ってこの世界では使い捨てなのか。

ESQUISSE〜エスキース〜 読切:高橋一郎(たかはしいちろう)
もしかして、白人(?)ドミニクとか、隕石降ってきて頭髪以外若返っちゃったアタッカーじいちゃんの話とか描いた人かな? 面白かったので今回も期待。

自分の過失にショックを受けつつも、少年に己の命を譲るクールベがよいです。自業自得とはいえ、偉い。
と思ったら、後でちゃっかり「キミの命の恩人」と小泉少年に名のっているよ! 恩人じゃないだろう。

雀が宇宙人だったことよりも、片思いの少女を嘘つき呼ばわりしていることにショックを受ける小泉。普通逆だろうが、現実はこんなものなのかもしれない。

プードルが正体を現すシーン、ネウロ風だ。というか、ネウロがシュールすぎるんだな。

「タマなしがっ!!」
とっさに二重の意味にとってしまった私は、下ネタ耐性ができつつあるのか?

独特のスピーディな展開が、やはりツボにはまった。この人の展開は、単に高速道路をまっすぐにかっ飛ばす心地よさではなく、S字カーブをぐるんぐるん引き回されながらも飛ばしてゆく心地よさがある。展開が読めそうでその実、微妙に読みを外してくるところが好きだ。わかりづらい例えですみません。

みえるひと 第三十三譚:地蟲(チコ)の唄
このコモンとやらのヒメノ誘拐の最終目的はなんだろう。本編でまだ明かされていないのかな?

「桶川雪乃は生きてるぞ」
あれ? ヒメノは母親が生きていることを知らないのか。母らしき人がうたかた荘(だっけ)に来ていたから、普通に親子として交流を持っているのかと思ってました。
しかし、このヒメノにとって驚愕の知らせと地蟲(でいいのかな、子豚さんたちの名称は)の唄、フラッシュバックするヒメノの過去が重なり合ってゆく展開が叙情的ですばらしい。こういう描写、好きだな。小説に書き起こしたくなって、腕がうずうずする。

ここぞという時に飛び込んでくる明神が、王道だがかっこいい。この二人が恋愛関係じゃなさそうだからこそ、よけいに燃える。

べしゃり暮らし 
圭右の父親は、じいさんが芸人だから芸人嫌い、ということなのかな?

「だ──っくそっ、何で何もツッコまなかった!?」
や、ツッコんでたらしばかれてましたよ。というかツッコミをそのまま口に出すことが圭右の職人魂なのだろうか。

「圭右くん…げ…芸人になりたいんじゃないの?」
この言葉に圭右の脳裏を走るビジョンの数々。このほぼ無音の3ページが熱い。鮮やかな覚醒の瞬間だ。

タカヤ─夜明けの炎刃王─ 3話:強襲…!!
「私のせいで人の血が流れるくらいなら、私は自分で戦う!!!」とのたまうナギサ姫。
ここでレスターが「…姫。ここで万が一姫が倒れたら、国はどうなるとお思いですか!? 王たる者は国と民の柱。倒れてはならないのです。ここは私に任せて下がってください…!」とナギサ姫を一喝してくれたらよかったのに、現実は「…姫…わかりました」だもんなー。
姫を叱りつけて先に戦っていたら惚れたのに、レスター。

Mr.FULLSWING 221発目:名誉降板
ボードの「大阪選抜[先攻]/埼玉選抜[後攻]」の表示に仰天。日本VSアメリカ戦じゃなかったのかよ!
なんかよくわからないけれど、やっぱり最初の憶測どおり、オールスター戦っぽい。もういいや。
関係ないけれど、王ジャパン、WBC優勝おめでとうございます!

屑桐の家族ネタが、懐かしのタイガーマスク並みにベタベタだ。このコテコテ具合は、以前に連発されていたギャグに近いものがある。ということは、この漫画の悲惨な家族や友情ネタはギャグと考えればよいのかも。

ピューと吹く!ジャガー 第235笛:今回のテーマは「性別を越えた存在」でした
サブタイトルの「でした」が意味深だ。「の予定でした」の略だろうか。中性ポギーの話の予定がいざ描き出したら話が逸れていったのだろうか。

さて本編。
『有名人だとバレたら面倒だと思って、あえてショボい感じの店を選んだのに…』
大丈夫よ。今のあなたを見ても有名人だと気づく人はいないから。

「迷いのある奴にいい仕事はできない。だが、迷いのない奴は成長しない」
じゃあどうすればよいんだ!とツッコみたくなったら続きがありました。
「迷いを断ち切って本当の自分の力を信じられた時(後略)」
無茶苦茶で適当なくせに何気にいいこと言っているのがすごい。こういう胡乱さは大好き。うすた節。

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